2024年04月12日(金曜日)
2024年4月12日(金)に、健康情報共有の社内カンファレンス、アウトプットとして脳出血の後遺症と健康法について行い、脳や血管、食事・生活などの健康について意見交換を行いました。
■「脳出血」について
脳出血という病気は、発症から約1か月までが急性期と呼ばれ、発症から約1〜6か月までが回復期といわれています。その回復期と呼ばれる6カ月間は、脳出血のリハビリを進める「ゴールデンタイム」です。この期間を過ぎると後遺症として、体に残りやすくなり、治りが遅くなります。
■発症しやすいタイミング
・脳出血は午前中、脳梗塞は夜間睡眠中に発症することが多い
一日での発症時間は脳出血では起床時、午前中と夕方が多くみられます。脳血栓は夜間睡眠時もしくは起床時が最も多く、心臓の血栓が飛ぶ脳塞栓は脳出血と同じように午前中と夕方が多いそうです。(参考資料:「福田倫也他、脳卒中1997」)
・脳卒中は月曜日に多い
日本では脳卒中、特に脳梗塞の発症は月曜日に多いというデータがいくつか発表されています。(参考資料:「Shigematsu K et.al. BMJ 2015」 )
日曜日の休養後の仕事初めによるストレスと考えられています。
■後遺症の痺れは1年以上
回復期を過ぎても残る痺れは、1年以上かけてゆっくり体になじんでいくそうです。痺れや痛みはそういうものだと思って受け入れ、気が付いたら良くなっている、という感じになるまでウォーキングなどでリハビリを続けるのが大事になります。
■脳出血の後遺症
1.右半身の運動麻痺と感覚麻痺。頭の先・顔面から右足の足先まで感覚の鈍さと
少しの痺れ・痛み
2.高次脳機能障害
脳の一部損傷で思考・記憶・言語・注意などの脳機能の一部に障害が起きた状態。
(自覚症状がない障害もあり、厄介)
外見からは分かりにくい障害であるために、周りの人から十分に理解を得ることが難しく誤解されてしまうことがあります。
■高次脳機能障害の色々な症状
・注意障害
・記憶障害
・失語症
・遂行機能障害
・半側空間無視
・感情と社会的行動の障害
■高次脳機能障害は回復する?
高次脳機能障害を改善するために必要なリハビリ期間は「約1年」。 厚生労働省の調査によると、訓練によって高次脳機能障害が改善した割合は6ヶ月以内は74%、1年以内は97%と報告されています。
■3つの苦手(現在残っている高次脳機能障害)
注意障害
注意する持続時間が短く客観的に自分を見ることが苦手
2. ワーキングメモリの低下
ワーキングメモリは脳のメモ帳ともいわれており、機能が低下すると一定の短い時間だけ一時的に記憶するのが苦手になる
3. 遂行機能障害
2つ以上の行動を同時に行うと行動が遅くなる、段取りが悪い
※軽症であっても残る後遺症は、ときに脳に疲れがでます。無理せずリフレッシュを挟みながらやっていくことが必要です。
■対応法
・集中しやすい環境を整える(刺激を少なくする、個室で行うなど)
・同時にではなく、ひとつずつ作業を行うようにする
・こまめな確認を行う
・休憩時間を確保する
・伝える内容は端的にする
・必要に応じてメモを利用する
・自分の体のデットラインを把握する
・アラームを使用する
■悩んだ時は
本人だけでなく家族や周りにもストレスになることがあるため、一人や家族だけで悩まず、同じ境遇の人やいろいろな悩みを持っている人と話をするのがいい
■よいコミュニケーションのための15のスキル
[最初に]
1. 会話に集中できる環境作り・態度
2. 話す前に相手の注意を引く
[話すとき]
3. わかりやすい言葉を選ぶ
4. ゆっくり話す
5. 簡潔な文で話す
6. 話す内容を整理する
7. 大事なことは強調する
[聴くとき]
8. 相手の様子をよく見る
9. 返事をゆっくり待つ
[ステップアップ]
10. 視覚情報を活用する
11. 推測して確認する
[禁止事項]
12. わかったふりはしない
13. 急に話題を変えない
14. 本質的でない誤りは指摘しない
15. 相手を試す質問はしない
■まとめ
脳出血は再発する可能性があるので、倒れる前の暮らしを見直し、新たに体を第一に考えた暮らし方、働き方が大事。周りの人に迷惑をかけないために、自分の体のリスク管理や一人で抱え込まずに共有することもライフハックの一つ。
[今後の目標]
・健康で穏やかな暮らし
周りの人みんなが体も心も穏やかでいられるのが理想であり、当たり前としたい
・持てる能力を最大限発揮できる場
持ってる能力や才能を、最大限発揮できる場所をみんな見つけられるのが理想
ガジュマルでは今後も、技術的な社内カンファレンス・情報共有、アウトプット、勉強会以外でも健康情報や日常生活についても行っていきます。
■「脳出血」について
脳出血という病気は、発症から約1か月までが急性期と呼ばれ、発症から約1〜6か月までが回復期といわれています。その回復期と呼ばれる6カ月間は、脳出血のリハビリを進める「ゴールデンタイム」です。この期間を過ぎると後遺症として、体に残りやすくなり、治りが遅くなります。
■発症しやすいタイミング
・脳出血は午前中、脳梗塞は夜間睡眠中に発症することが多い
一日での発症時間は脳出血では起床時、午前中と夕方が多くみられます。脳血栓は夜間睡眠時もしくは起床時が最も多く、心臓の血栓が飛ぶ脳塞栓は脳出血と同じように午前中と夕方が多いそうです。(参考資料:「福田倫也他、脳卒中1997」)
・脳卒中は月曜日に多い
日本では脳卒中、特に脳梗塞の発症は月曜日に多いというデータがいくつか発表されています。(参考資料:「Shigematsu K et.al. BMJ 2015」 )
日曜日の休養後の仕事初めによるストレスと考えられています。
■後遺症の痺れは1年以上
回復期を過ぎても残る痺れは、1年以上かけてゆっくり体になじんでいくそうです。痺れや痛みはそういうものだと思って受け入れ、気が付いたら良くなっている、という感じになるまでウォーキングなどでリハビリを続けるのが大事になります。
■脳出血の後遺症
1.右半身の運動麻痺と感覚麻痺。頭の先・顔面から右足の足先まで感覚の鈍さと
少しの痺れ・痛み
2.高次脳機能障害
脳の一部損傷で思考・記憶・言語・注意などの脳機能の一部に障害が起きた状態。
(自覚症状がない障害もあり、厄介)
外見からは分かりにくい障害であるために、周りの人から十分に理解を得ることが難しく誤解されてしまうことがあります。
■高次脳機能障害の色々な症状
・注意障害
・記憶障害
・失語症
・遂行機能障害
・半側空間無視
・感情と社会的行動の障害
■高次脳機能障害は回復する?
高次脳機能障害を改善するために必要なリハビリ期間は「約1年」。 厚生労働省の調査によると、訓練によって高次脳機能障害が改善した割合は6ヶ月以内は74%、1年以内は97%と報告されています。
■3つの苦手(現在残っている高次脳機能障害)
注意障害
注意する持続時間が短く客観的に自分を見ることが苦手
2. ワーキングメモリの低下
ワーキングメモリは脳のメモ帳ともいわれており、機能が低下すると一定の短い時間だけ一時的に記憶するのが苦手になる
3. 遂行機能障害
2つ以上の行動を同時に行うと行動が遅くなる、段取りが悪い
※軽症であっても残る後遺症は、ときに脳に疲れがでます。無理せずリフレッシュを挟みながらやっていくことが必要です。
■対応法
・集中しやすい環境を整える(刺激を少なくする、個室で行うなど)
・同時にではなく、ひとつずつ作業を行うようにする
・こまめな確認を行う
・休憩時間を確保する
・伝える内容は端的にする
・必要に応じてメモを利用する
・自分の体のデットラインを把握する
・アラームを使用する
■悩んだ時は
本人だけでなく家族や周りにもストレスになることがあるため、一人や家族だけで悩まず、同じ境遇の人やいろいろな悩みを持っている人と話をするのがいい
■よいコミュニケーションのための15のスキル
[最初に]
1. 会話に集中できる環境作り・態度
2. 話す前に相手の注意を引く
[話すとき]
3. わかりやすい言葉を選ぶ
4. ゆっくり話す
5. 簡潔な文で話す
6. 話す内容を整理する
7. 大事なことは強調する
[聴くとき]
8. 相手の様子をよく見る
9. 返事をゆっくり待つ
[ステップアップ]
10. 視覚情報を活用する
11. 推測して確認する
[禁止事項]
12. わかったふりはしない
13. 急に話題を変えない
14. 本質的でない誤りは指摘しない
15. 相手を試す質問はしない
■まとめ
脳出血は再発する可能性があるので、倒れる前の暮らしを見直し、新たに体を第一に考えた暮らし方、働き方が大事。周りの人に迷惑をかけないために、自分の体のリスク管理や一人で抱え込まずに共有することもライフハックの一つ。
[今後の目標]
・健康で穏やかな暮らし
周りの人みんなが体も心も穏やかでいられるのが理想であり、当たり前としたい
・持てる能力を最大限発揮できる場
持ってる能力や才能を、最大限発揮できる場所をみんな見つけられるのが理想
ガジュマルでは今後も、技術的な社内カンファレンス・情報共有、アウトプット、勉強会以外でも健康情報や日常生活についても行っていきます。